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こんにちは、ブログ運営者のゆうまです。
施設園芸でミニトマトを栽培しています。
農業がしたくて、脱サラして農業法人に就職しました。
今回は、農場で発生したトマト黄化葉巻病について書きたいと思います。
トマト黄化葉巻病は、収穫量に関わってくるのでとても重大な病気です。
見つけたら、早期の対処が大事になってきます。
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1.トマト黄化葉巻病とは?
2.トマト黄化葉巻病の対策
3.トマト黄化葉巻病に
感染しないための対策
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1.トマト黄化葉巻病とは?
トマト黄化葉巻病とは、成長点付近で葉が黄化して株の成長が止まってしまうウイルス性の病気です。
原因は、タバココナジラミという昆虫によって媒介されて発生する病気です。
感染したトマトは、葉の黄化や萎縮によって生育不良を起こして、収穫量が減少してしまいます。
【病気の特徴】
- 成長点付近の葉っぱが黄化している
- 新葉が縮れて株の成長が止まってる
![黄化葉巻病 例1](https://www.agurisecondlife.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_0499-1-768x1024.jpeg)
![](https://www.agurisecondlife.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_0063-2-768x1024.jpg)
2.トマト黄化葉巻病に感染した時の対策
では、トマト黄化葉巻病が発生したらどうしたら良いのでしょうか?
発見したら、まず株の撤去をして処分することが大切です。
もし放置してしまうと、他の株にも移ってしまい感染する可能性があります。
3.トマト黄化葉巻病に感染しないための対策
ウイルスに感染しないためには、感染源であるタバココナジラミをハウス内に、入れない、増やさない、残さないが大切だと思います。
そのためには、いくつかの方法があります。
- 育苗に感染してないか確認をしてから定植する
- 施設の開口部に防虫ネットの設置をする(0,4ミリ以下)
- 散布剤をしてタバココナジラミの密度抑制をする
- 施設の周りの除草をする
- 栽培の終了後に蒸しこみをしてタバココナジラミを死滅させる
などの対策が大切になります。
他にも対策があると思うので、例として上げさせて頂きます。
4.最後に
被害を拡大させないためには、早期の発見と対処が大切です。
自分も見分けられるように、日々の観察を大切にしていきたいと思います。
【参考リンク】
・トマト黄化葉巻病対策の手引き書:山口県農林総合技術センター
https://www.maff.go.jp/chushi/anzen/seisan/attach/pdf/index-23.pdf